3話 ページ4
A「さぁてと、色々あったけど着いたね!」
夏油「ここは…確か先月潰れたデパート、ですか?」
A「あぁ、そうさ」
夏油 いや、それにしたって………
五条「先月潰れた割には、なーんか禍々しくない?」
そうなのだ先月潰れたにせよ、これはいくらなんでも
A「そりゃまぁ、特級になりかけてるっていう一級呪霊が2体いるからね」
夏油「そんなに強い呪霊が2体もいるんですか?でもまだ先月潰れたばっかりですよ?いくらなんでも……」
ありえない。早過ぎないか?
A「まぁ、それはそうなんだけどさ、デパートが建つ前から噂が流れてたらしくてね」
夏油「噂、ですか?」
A「あぁ。」
なんでも先生が言うにはこうだ。
まだデパートが建つ前の更地であった時から
噂が絶えなかったそうだ
曰く
「夜になると悲鳴が聞こえる」
「夜中なのに、沢山の人の歩く音が聞こえる」
「そこの前を通れば視線を感じる」………
などなど、そりゃもうたくさんだ
そんな噂が絶えなかったにも関わらず、大通りが手前にあることから大手企業がそこにデパートを構えようとしたらしい。
建設中も事故が度々起きていたが、これから入る、利益のことを考えればどうでもよかったらしい。無理を通して建てたそうだ。
最初のうちは客数も多かったらしいが、それでも噂が絶えることはなく寧ろ増え続けていた。
そうなれば自然と客足も遠のき逢えなく閉店。
五条「馬鹿だねぇ〜」
A「例え馬鹿な行為だとしても、利益が主本のこの社会ではしょうがない事なんだよ」
そう、しょうがないのだ
例え悪い噂が流れていようとも。
夏油「被害は出ているんですか?」
A「小学生2名、高校生1名だよ」
五条「ふ〜ん?じゃあ、小学生のAちゃんは気をつけないとねぇ〜?」
夏油 またそうやって煽る。懲りないね
夏油の思う通り本日2度目のゲンコ……ゲフンゲフン
もとい、教育的指導が下された
A「先生をつけろせめて。あと私が小学生なのは見た目だけだ。いい加減にしろよ?」
全くこいつは。懲りる気がないようだな
………もっとしとくか?
夏油「あ〜〜、先生、今までのは悟が悪かったですが、もう流石に殴らない方が。これ以上馬鹿になると大変です」
五条「傑?なんで最後俺の事貶してんの?」
夏油「ん?本当のことを言っただけだけど?」
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鈴(プロフ) - オリフラ、外した方がいいと思います。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 96cb70a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくらのすけ | 作成日時:2019年11月27日 19時