検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:345,294 hit

プレイボール ページ22










ガキッ、という音とともにボールが空へと飛んでいく。2番セカンドである三輪が打ち上げたのだ。



そしてその時Aというと、ベンチにてカメラを構えていた。







「打ち上げた!西宮まだ走るな!」


「え!?なんで!?」


「ルール知らないなら先に言いなさい!」


「知ってるよ!打ったら走るんでしょ!」







Aは骨折中なのでカメラ係。


というかそもそもルールが一ミリもわかってないからちょうどよかった。







『…今のはアウトだよね?私でもわかる』


「加茂ォ!振んなきゃ当たんねぇぞ!!」






現在バットを持っているのは加茂。彼は一ミリもそれを動かさず、悠仁が3回ボールをキャッチした。


野球なんて触れたことないレベルのAでもわかった。これ自分たちに超得点入ったよね多分。




そして一番サード、釘崎野薔薇。







「東北のマー君とは私のことよ」


『あ、田中…』


「東北のマー君はマー君だろ」


「マー君投手だぞ」


「おっかか!」


『…ガバガバじゃん色々』







そして現れたピッチャーは…







「ちょっっっっと待て!どう見てもピッチングマシーンだろうが!」







メカ丸の代わり…あれはどこから見てもピッチングマシーン。







「釘崎がキレた!乱闘だぁ!」


「何言ってるの?スペアよ、スペアメカ丸。そっちのパンダが一昨日壊したんだから当然でしょ?」


『顔面強!』







キレて真依の元に向かっていく野薔薇に、本心でハテナマークを浮かべる真依。


どこを見ても顔面が強い、とカメラのファインダーを覗き込んでいるAは言った。







「ピッ…チングマシーン?よくわからないわ。あなた機械詳しいのね、もしかしてオタク?」


「次から次へとよくもまあ…まがりなりにも高専生がよ」







そんなやりとりの後、ヤケクソのようにポジションからダッシュし始める野薔薇。







「おっ、出塁した」


「ヤケクソだな」


『えぐ…あんな走れるんすご』








.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (265 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
920人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なんなん(プロフ) - そち。さん» えええ、まさかまさかロビさんに会えると思いませんでした…!閲覧ありがとうございます!! (2021年3月5日 17時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - え私もレドベルちゃん大好きです!!! (2021年3月4日 22時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 兎紀さん» 私もななみんと夢主の絡み結構好きです!!笑読んでくださりありがとうございます~~! (2021年3月1日 16時) (レス) id: 10e9d245a5 (このIDを非表示/違反報告)
兎紀 - ナナミンと夢主ちゃんの絡み可愛くて好きなのでこれからも出してもらえたら嬉しいです!!更新頑張ってください!(^^) (2021年3月1日 5時) (レス) id: 6d9d4e9d65 (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - なんなんさん» いえいえ!毎日更新お疲れ様です!最新話の帳の詠唱、出すタイミングカッコイイです(b・ω・)b (2021年2月26日 21時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。