脱蛙化現象契約２【岩田剛典】

51 椎名sideー寝室編ー ページ4

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岩田｢腹減ったな〜｣


『焼き鳥かチェゴチキか』


岩田｢なんでそこ2択？｣


『私の気分』


















家に来て早々無遠慮に座り込む彼にはもう慣れたもの




｢焼き鳥｣と、答えた要望を聞いて

さっそく天下のUVER様へお頼み完了





とりあえずの任務を終えた私は

気になっていたことを聞くべく口を開いた


















『ところで岩田さん』


岩田｢んー｣


『今日で3日連続ですよ』


岩田｢へぇ｣


『｢へぇ｣じゃなくて』

















適当なながら返事に



あの約束を覚えてるのか

正直不安になってしまう





もう3日間も共にすごしているのだ


私の限界もすぐ傍に来ている


















岩田｢あ、そういやさ

俺んちのマンション空き出来たんだよね｣


『』


岩田｢借りるからそこ住んでよ｣




『･･･はい？』


















この人は今なんと。

















岩田｢そんくらいの収入はあるし｣


『ははっ面白い冗談ですねー』


岩田｢冗談じゃないけど｣


『はぁ、』



















真剣に言ってるのならば

余程の非常識野郎だと思う





第一。他人に家賃払って貰って生きるとか･･･。



考えるだけで身震いのするような現実

よくもまぁ簡単に言えたものだ



















岩田｢だって事務所からこの家正反対だし｣


『(こなきゃいいのでは？)』


岩田｢いっつも床で寝るから身体痛くなんだよね｣


『(寝る前に帰れよ)』







岩田｢ねぇ｣


『？』


岩田｢さっきから心の声漏れてるけど｣


『え？』


岩田｢わざと？」


『まさか』


















彼の言い分に驚いて

つい思ってることが口に出てしまっていたらしい






いや、致し方なしだけどね


これに限っては剛典君の方が悪いと思う







うんうん。

と、勝手に頷いては自己完結


















岩田｢んじゃせめてベット貸して｣


『うちセミダブルなんで』


岩田｢十分寝れんじゃん｣


『岩田さんにセミダブルは似合わないですよ〜』


岩田｢うわっ偏見。そんな豪華な生活してませ〜ん｣


『部屋借りるとか言ってた人がよく言う〜』


「『ははは。･･････。』


















もしや･･････、








･･････欲求不満？


な、わけはないですよね

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