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6話 ページ8

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「今日の稽古は終わりだ!」


斑鳩家の中にある大道場での稽古が終わった
いつもは夕方まであるが今日は珍しく13時に終わった
礼を言ってから,斑鳩家参加の陰陽師達は着替えに行く



「Aちゃん」



「恵治様」



お疲れ様と言われながら私は恵治様からタオルを受けとる



「ふー・・・
にしてもAちゃん,強くなったね
蹴りの威力とか上がってるし
今日の組手でも少し危なかったしね」




「そう言いながら恵治様本気ではなかったじゃないですか
まだまだですよ恵治様や父に比べたら・・・」




そう言いながら私はタオルで汗を拭う




「俺あれでも結構本気だったんだけどな・・・」




「さっき本気出してなかったって認めてるではないですか」




「あっほんとだわ」



頭をかく恵治様を見て私は少し笑ってしまう




「次は恵治様に勝ってみせます」




「まぁ,お手柔らかにな
そういうところ本当にお前と士門は似てるよな」



恵治様は顎に手を当て頷きながら言うのに対し




「似てません‼
士門様と一緒にしないでください‼」


私は大きな声で言い恵治様は耳を塞ぐ

いつも私をバカにしてくるあの人と似ているなんて絶対に嫌だ
・・彼の実力は認めてけれど



「そんなに叫ばなくても・・・」



耳を覆っていた手を退けながら恵治様は言う



「すみません・・・」



私は謝りながら恵治様が持っていたタオルを拾い彼に返す



「そんなシュンとならなくて大丈夫だから
あっもう俺行かないと・・・!」


彼女とのデートに遅れる‼と言いながら
恵治様は大道場から出ていった



「私も着替えてから本でも観に行こうかしら」



久しぶりに外国のスポットが載ってる本読みたいしな・・・と
私は思いながら誰もいなくなった大道場から
出て着替えに向かった

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設定タグ:双星の陰陽師 , 斑鳩士門   
作品ジャンル:恋愛
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いおらん(プロフ) - 妖さん» すみません!ありがとうございます。 (2019年2月24日 1時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
- 余ります重要ではないですが「自疑」ではなく「自凝」ですね。では、続編も期待しています。 (2019年2月19日 21時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - スノーさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年2月16日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
スノー - めっちゃおもろいです!更新頑張ってください! (2019年2月9日 23時) (レス) id: 00c20daa01 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - 妖さん» 確かにそうですね・・・。すみません!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月24日 13時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いおらん x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maho1020  
作成日時:2019年1月5日 14時

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