と ページ7
＊＊＊
｢･･･｣
僕はキスされた頬を指でなぞる
今までにも女の人と付き合ったことは合ったけどキスやハグをしても何も感じなかったのだ
なのに嬉しいと思う自分がいるんだろう･･･？
｢一人で百面相してどうした？｣
｢せっかくのイケメンが台無しっすよ！｣
後ろを見ると,憲剛と恵治君がいた
｢珍しい組み合わせっスねぇ〜｡｣
｢家に帰ってる途中でコイツに捕まったんだよ｣
｢いいじゃないっすか!!久々に飲みに行きましょうよ〜｣
五百蔵と行ってこい！と憲剛は恵治君にチョップする
｢いてて･･･あっそう言えばなんで百面相してたんですか？｣
｢んー,まぁ良いことがあったんスよ｣
そう言って僕は恵治君に笑いかける
｢どうせ,新しい薬でも開発したんだろ?
俺は絶対に絶対に実験体にはなんねぇからな‼｣
｢違うッスよ。別のことッス!｣
それならいいけどよ･･･と憲剛はホッとする
｢そう言えばあの砂浜って人魚がいるって噂の所ですよね?｣
｢そんな噂もあったッスね〜｣
そう言いながら僕は恵治君が指差した方角をみる
あの砂浜とはさっき僕とヒスイが話していた所だ
｢確かその噂って勘ちゃんから始まったんじゃなかったか？｣
｢え？そうだったスかね･･･｣
｢あれだよ｡
小さい頃に人魚に助けられたって言ってたろ⁉｣
｢･･･あーあれッスね｣
少し考えて憲剛が言っていることがやっと
わかった
｢あれってなんっすか？｣
恵治君が頭を傾げてそれから僕に聞く
｢僕が10歳の時にあそこの海で溺れたことがあるんスよ｡
そん時に人魚に助けられたんスよ｣
今でも覚えている｡
あの海で憲剛と遊んでいるときに足がつって溺れたのだ
憲剛が助けようとしてくれたけど僕は波に流されて深い所まで流されてしまった
体は重くなって暗闇の中にどんどん引きずられていく
もうダメだと思った時,目の前に綺麗な色の髪が
いて僕を砂浜まで連れていってくれた
｢それを言っても信じてくれないっスけどね〜｣
｢当たり前だ。人魚は空想上の生き物だろ？｣
そう言う憲剛にヒスイを会わせたら憲剛はどんな反応するんだろうか･･･
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いおらん(プロフ) - まりさん» ありがとうございます！そう言って貰えると嬉しいです(*^^*) (2019年4月3日 11時) (
レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
まり - 新しい短編…！続き、楽しみにしてますね！人魚、面白いです！ (2019年4月3日 0時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いおらん | 作成日時：2019年4月2日 23時
