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「そこで素直に甘えれたら良かったのに」
「それが出来たら苦労しないよ・・・」
ため息をつきながら私は勘久郎君から貰ったバナナオレを飲む
今,私は検査が終わって休憩室で勘久郎君とこの前のことを話している
「まー基本二人とも不器用ッスからね・・・」
「それは憲剛君だけだよ。
と言うか最近全然お見舞いに来てくれない・・・」
ハァーとまた,ため息をついて机に突っ伏す
「憲剛,忙しいみたいッスよ・・・
最近ずっと図書館に立て籠っているみたいッス」
「そうなの?」
課題に追われているのかな?
いや,テストが近いから図書館で勉強してそうだ
憲剛君勉強なんてやってないとか言うけど影で頑張ってるの知ってるから
「憲剛君に会いたいけど,忙しいなら仕方ないね」
「そうッスね〜」
「勘久郎君,コレありがとう。
私そろそろもど_______!?」
「おっと」
いきなり目の前が暗くなりバランスを崩す
倒れそうになったのがどうやら勘久郎君に支えてもらいこけないですんだ
「大丈夫ッスか・・・」
「・・・ゴメン・・助かった」
目の前の景色が元のものに戻ってきたので
勘久郎君の手を借りながらゆっくり立ち上がる
「じゃあ,私行くね‼じゃあね。勘久郎君」
「気をつけるんスよー」
分かってると返事をしてから自分の病室へとゆっくり歩いていった
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「・・・急がないとまずいッスよ。憲剛」
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いおらん(プロフ) - まりさん» わぁ,ありがとうございます。はい,時間が出来ればまたこんな感じの短編を書かせていただきます。 (2019年3月28日 16時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
まり - とても良い話でした!また、こんな感じの話(短編)を書いていただけないでしょうか? (2019年3月28日 0時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いおらん | 作成日時:2019年3月22日 1時