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#43 ページ43

第43話 中間の親心

中間side

時計台の中は、洋画で見た炭鉱みたいになっとって…






中間「エレベーターが手動って、ホンマに終わっとる。」






俺の力ではなかなか動いてくれへん。







重岡「ええよ、代わる。俺の方が力あるやろ?」
中間「悪いな。」
重岡「…はぁ?全然余裕やん。」
中間「お前、腹立つな。」






どんどん地下深くへ降りていく。






重岡「そういやさ、智洋の成長のこと聞いてん。」

中間「…そうか。」

重岡「呪いの名残りで成長が早いの知ってたん?」

中間「あぁ。気付いとった。たった半年で走り回って喋りだすとかありえへんやん。」

重岡「だから、にじいろクラスに?」

中間「入退院繰り返して、誤魔化しとった。ホンマはまだ9歳。」








ガシャン






中間「あ。着いた。」
重岡「お前はさ、竜見た事あんの?」
中間「おとぎの森ではな。ここでは無い。」
重岡「…あ。」






目当ての奴は、案外すぐにおった。







重岡「うわぁぁぁ!トリケラトプスやん!」
中間「逃げるな!智洋を助けるんやろ!」








こんなん、ユニバのアトラクションやんけ!







重岡「お前が倒せよ!」
中間「無理や!俺はその剣使えへん!」
重岡「えー!?」
中間「俺が囮になる。あんたは隙を狙って腹を刺せ。」








そう言って中間は、スマホのライトを竜の目に当てた。







中間「今や!やれ!」







中間のスマホに気を取られとる竜の腹目掛けて、俺は剣を投げた。







グサッ








剣は一直線で竜の腹に刺さった。
倒れた竜に近づくと、卵の形をした宝箱が光っていた。

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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!おとぎ話がベースとなるので、元ネタが面白かったので、あとは上手く書けるかこれからも頑張ります! (2021年9月10日 8時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 初めまして。めちゃめちゃ面白いです。元ネタを知らないのですが、逆にワクワクします。お話も面白くて最高です!これからも楽しみにしております。 (2021年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時

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