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第14話 濱田の予言
中間side
この町がまだおとぎの森だった頃の話。
濱ちゃんことルンペルとジュンは、師弟関係やった。
◇
中間「ルンペルシュテルツキン！ルンペルシュテルツキン！ルンペルシュテルツキン！」
名前を3回唱えると、いつもコイツは紫色の煙と共に現れる。
濱田「お呼びですか？女王陛下。」
中間「何回やっても、この魔法ができん！」
濱田「相変わらずジュンは下手くそやなぁ〜。」
魔法のことなら何でも知っとるルンペルから、
魔法らしい魔法はもちろんやし、
毒リンゴの作り方も教えて貰った。
ノゾムに食わせたまでは良かったんやけど…
中間「はぁ！？リュウセイがノゾムを目覚めさせたやと！？」
濱田「…ざぁ〜んねん。」
この頃から、俺は王国の腫れ物と扱われ、
ルンペルもその後、シンデレラを恫喝した罪で投獄された。
中間「あぁ、もう我慢の限界や。何でノゾムばっかり幸せになんねん！？」
濱田「…とっておきの魔法、教えてやろか？」
牢屋越しにルンペルはあることを教えてくれた。
濱田「呪いや。」
中間「呪い？」
ただし、リスクを伴うと前置きを言われたが、
ノゾム達を苦しめるためなら、
そんなリスクはどうでも良かった。
ルンペルはこう予言した。
�，海海任竜�憶が消えること。
��当事者の性別が男に変わること。
�８�き目は29年間。
�ぜ�いを解く救世主が現れる。
そして…
濱田「この呪いを成功させるには、最愛の人の命を捧げなアカン。今のジュンにとって誰や？」
中間「！？…叔父上。」
濱田「はぁ！？トモヒロ殿下のお命を奪うのか？」
中間「こんな極悪女王をまだ人として見てくれるのは、もう叔父上しかおらんねん。」
俺は、呪いのために大好きやった叔父上の命を捧げた。
ジュンが幸せになれるなら…と笑窪を涙で濡らしながら息絶えていった叔父上の姿を俺は一生忘れることは無いやろう。
◇
呪いを掛けた数年後、
俺は養護施設に預けられた赤ん坊に出会った。
白い肌と猫ひげみたいな笑窪が若い頃の叔父上に似ている気がして、我が家に迎え入れた。
中間「君は俺の宝物や…智洋。」
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます！おとぎ話がベースとなるので、元ネタが面白かったので、あとは上手く書けるかこれからも頑張ります！ (2021年9月10日 8時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 初めまして。めちゃめちゃ面白いです。元ネタを知らないのですが、逆にワクワクします。お話も面白くて最高です！これからも楽しみにしております。 (2021年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年9月5日 22時
