Type-Black ページ9
Type-Black こっちを向いて!
横山side
次の会議資料を作っていたら、
すっかり遅くなってもうた。
時計は9時を指す。
今日の夕飯、なんやろうな?
寒空の中を歩いた身体には、ドアを開けた先の暖房が効いた温かい空気にほっとする。
...
横山「はぁ。月曜か...。」
愛しい人の行方はただ一つ。
『まじか!そうくるー!?』
週に一度、俺は浮気される。
テレビの向こうのどっくんに。
るびぃ曰く、アイドル時代も可愛かったけど、
今のワイルドな姿もたまらないんやて。
ファンだというのは知っとったけど、
いざ、毎週テレビに釘付けになられると...
ちょっと妬く。
横山「ただいまー。」
『んー。』
横山「今日のご飯何?」
『ちょっと待って。今良いとこ。』
テレビでは主役の女優さんとどっくんのキスシーンが映る。
『わぁ...////』
前言撤回。
かなり妬く。
横山「るびぃ。」
どっくんのキスシーンよりも濃く深く、
るびぃの唇を奪う。
『ちょっ、ちょっと!』
横山「いっつも、どっくん、どっくん、うっさいねん。」
『や、え???』
横山「そんなに、どっくんが好きなら、どっくんと結婚せぇや。」
『裕!?待って!..ちょっ..と...ねぇ!』
息が上がるるびぃ、そそる。
夕飯前に、つまみ食いさしてもらうわ。
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作者名:るびぃ | 作成日時:2020年11月30日 2時