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義父「仕方ないなぁ...何匹産まれたんだ？」
お義父さんまで！！！
テンションＭＡＸの村上さんが、
スマホに保存している写真をお義母さんに見せる。
村上「全部で５匹産まれたんやけど、スコティッシュフォールドとマンチカンのMIXやねん。」
お義母さん、写真にメロメロやん。
村上「これが産まれた５匹に、この子が母猫のチーちゃんで、こっちが父親のシンゴ。ほんでもって、これが俺の嫁。」
村上さん、ノロケたかっただけかい！
義母「お父さん、２匹どう？」
え！？
義父「白いのと茶色いのか？」
義母「さすが！わかってる〜！」
村上「どっちもメスでエエですか？」
義母「はい！明日、帰る前にお迎えに行きましょ？」
義父「そうと決まれば、ゲージとかも飼わなきゃだな。」
話が早くて付いていけん。
るびぃ「え、でも猫ちゃん飼ったら、私の出産どうすんの？家空けられないよね？」
話題に置いてけぼりかつ、疑問を抱く人間がもう一人。
義父「その時は、交代で来るか、直之たちにも手伝ってもらうわ。」
るびぃ「あっ。直之叔父さんとこもいっぱい猫いるもんね。」
義母「うちの集落は親族と直之さん家の猫ばっかりだしね。」
解決。
それでええんかい！？
義母「ところで、名前は何にしましょ？」
義父「血統が入っているから、変な名前は付けられんぞ？」
義母「そうねぇ...ロドリゲス？」
横山「メスや言うてましたよね？」
義母「そっか...マルティネス？」
村上「助っ人外国人かいな。お義母さん、おもろいわ〜。」
何分立ち話しとんねん。
村上さん、体力おばけやろ...
もう疲れてきたわ...って言えんけど。
るびぃ「お母さん、そんなにカタカナが良いなら、コシヒカリで良いじゃん？コシヒカリとあきたこまち。」
義父「それ良いけど、あきたこまちは気に入らないなぁ...。」
るびぃ「じゃあ、ひかりとこまち。」
村上「新幹線みたいやな。」
るびぃ「新幹線乗って帰るんだし、米農家らしくて良いんじゃない？」
義母「それに決まり！村上さん、ひかりとこまち、明日お迎えに行きます！」
そんなこんなで、翌朝早々に村上さん家からひかりとこまちを迎え入れ、新幹線も追加料金を出して二匹の座席を確保して帰っていった。
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作者名：るびぃ | 作成日時：2020年11月30日 2時
