Type-Black ページ34
Type-Black カラフル
横山side
丸山「あのー、今日って皆さん残ったりする予定あります？」
突然、マルがそんなことを聞いてきた？
村上「いや。むしろ、今日はさっさと帰りたいわ。」
横山「俺も急ぎの要件も無いし、今日は夕食当番やから...」
村上「え！るびぃ、ヨコに夕食作らせとんの！？」
るびぃ「私一人で家事なんて無理無理。そんでもって、丸山係長は今夜何かあったんですか？」
どもるマルが口を開く。
丸山「あのー、えっと、ここでちょっと用事があるので、残業は控えていただきたいなぁ〜って思ってたら、皆さん帰る気満々やったから何にも無いです。」
横山「なんやそれ？」
るびぃ「ここで何かするんですか？」
るびぃが興味津々でマルに聞く。
村上「ちょっ！おまっ！逢い引きか！！！」
丸山「部長、声が大きい！」
マルは辺りを見渡して、周りに聞こえまいと小声で話し始める。
丸山「総務のAちゃん...」
横山「あの、美人広報か。」
るびぃ「え。そんな目で見てんの？」
横山「俺ちゃう！末澤たちがよく話しとる。」
るびぃ「とにかく、今夜は係長がその子にアプローチを仕掛けるとな？」
丸山「まぁ、うーん。」
村上「シャキッとせぇへんと、振られるで？」
丸山「はぁい。」
今日は、マルのために定時ぴったりで帰ってあげよう。
村上「あ。ついでやから、言うけど...」
るびぃ「部長、連絡事項ありました？」
村上「俺、再婚するから。」
「「「えーーーーーー！？」」」
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作者名：るびぃ | 作成日時：2020年11月30日 2時
