お話し(32) ページ32
そろそろ、赤也君に勉強教える時間になったけど。赤也君、ちょっと遅いな。もしかして、忘れてるのかな?
赤也「先輩ー。」
あ、来た。
赤也「遅れてすみませんでした。」
大丈夫だよ。何かあったの?
赤也「真田副部長の説教を受けてたス。」
そうだったんた。
よし、勉強始めるよ。赤也君は、どの教科が苦手?
赤也「数学と英語ス。」
なるほど。まず、数学からやろうか。
(ノートを開く)
赤也「全然、分かんないスよ。」
大丈夫だよ。計算する時は、この数式を使うと分かりやすいよ。
赤也「先輩達より、分かりやすい。」
本当?
赤也「真田副部長は、すぐ怒るので進まないスよ。」
ふふ、想像できるよ。数学なら、蓮二君がいいと思うよ。
赤也「柳先輩は、すごい時間かかるスよ。説明だけでも。」
英語なら、柳生君かな。蔵兎座君とも、英語で話してたから。
赤也「え、先輩。アイツのこと、知ってるんスか。」
うん。私が、海外に行ってた時に。蔵兎座君と仲良くなったから。
赤也「頭が痛くなってきたスよ。」
じゃあ、この問題解けたら。休憩しようか。
赤也「頑張るス。」
うん、頑張って。ゆっくりやれば、解けるからね。
赤也「この数式を使えば、解けるはず。」
ふふ、頑張れ。
(20分後)
赤也「解けたス。」
正解だよ、赤也君。休憩しょうか。
赤也「先輩は、何読んでるんスか。」
哲学の本だよ。それと、前から思ってたけど。赤也君、その先輩呼び無しにしてほしいな。
赤也「なんて呼べばいいスか。」
普通に、吹雪でいいよ。
赤也「分かったス。」
本当、赤也君は元気だね。はい、ホットミルク。
赤也「へへ、ありがとうス。」
明日、山に行くのか。国光君、喜びそうだな。
赤也「山で、何するんスか。」
山でしか、できないトレーニング。明日の楽しみだよ。
赤也「確か、休憩場には小さな店があるって書いてたス。」
お父さんが、ささやかなプレゼントて言ってたな。
赤也「明日が、楽しみになってきたス。」
ふふ、そうだね。もう少しだけ、やって終わりにしょうか。
赤也「頑張るス。」
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和田 - 作者の和田です。コメントなど、感想なんかありましたら。気楽にコメントしてほしいです。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page30 id: c3f81cb62e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和田 | 作成日時:2022年3月19日 13時