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Aside
｢焦凍が話してた続きから…言うけど…その時飲み物を取りに行った、そこには母がいて誰かと電話してた。それで焦凍には聞こえてなかったけど私にははっきり聞こえた｢時々私の右側と焦凍の左側が憎く見えてしまうの｣って、でもね、私はお母さんが好きだからお父さんが好きだから…大好きな二人の個性を持てて嬉しかった。｣
｢A姉ちゃん…お母さんそんなこと言ってたのか…？｣
｢うん、言ってた、続き話すね？｣
｢あぁ、｣
｢でも、あの一瞬のことは私の判断が正しかったとかそうは思わない。弟を庇って助けることは正しかったと思う、でも自分の背中を犠牲にしたのは違うかなって。すぐ個性で冷やしたとはいえ…あとがくっきり残っちゃった…、でも、あの時お母さんは、焦凍の左側を見ていたから、…綺麗な顔に傷が残らなくてよかったとは思うよ｣
｢えっ、轟家…いろいろあるのね…なんか、すまん…｣
｢大丈夫です、あ、先生下校時間になりますよ｣
｢あ、あぁそうだな、みんな気をつけて帰れよー！｣
.｢あ。先生、雄英の推薦、二人とも受けます、｣
｢おう、頑張れよ！｣
.
｢A姉ちゃん…いいのか？話しちまったけど…｣
｢焦凍が気にすることはないって！…でも、私は個性婚で生まれたことはなんとも思わないな…ほら、私達がまだ本当に小さい時、家族みんなで夢の国行ったの覚えてる？｣
｢あぁ、親父が俺とA姉ちゃんにペアのカチューシャやら何やら買ってくれた時のだろ？｣
｢そう、その時家族みんなで撮った写真、事務所のパソコンの背景にしてるらしいよ｣
｢あの親父が？｣
｢そうらしいよ？サイドキックの人が言ってた。そう考えると…私ら愛されてんじゃない？｣
｢……信じ難いが、そうなのかもな｣
頑張ってお父さんに追いつかなきゃ…
.
ﾎﾟﾝｯ
｢あんま無理すんなよ、A姉ちゃん｣
｢……まさか弟に頭撫でられる日が来ようとは思ってもなかった｣
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雨色の水滴 - めっちゃ面白かったです! (2021年7月4日 13時) (
レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
まのちゃろ(プロフ) - 三日月 葵さん» コメントありがとうございます！！面白いと言っていただいて有難い限りです！！これからも精神します！ (2017年11月5日 21時) (レス) id: 8e320e29ee (このIDを非表示/違反報告)
三日月 葵 - 面白いです、更新応援してます！ (2017年11月5日 19時) (レス) id: 4711ea98f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのちゃろ | 作成日時：2017年11月5日 19時
