幻の七人目は最強のオカン

第39話 ページ42

昂輝サイド

次の日

俺は監督にメモを残し

旅館から出た









九喇嘛『さて』


行きますか…









新幹線に乗り

ボーッとした…









九喇嘛『ハルカ…』

ハルカは俺の

彼女？



いや 違うな









婚約者…か


俺とハルカは所詮お見合いで付き合い始めた…

〜過去〜


小学生の時に両親を亡くし

祖父母に育ててもらった俺は

中学からは1人で何とかすると無理を言い

一人暮らしを始めた







俺の祖父は沖縄で会社をやっていて

社長をしていた



ハルカと初めてあったのは

中1の時だった









いつも通り部活をして

部室で着替えていたら祖父から電話がかかってきた

(祖父)｢もしもし 昂輝？」

九喇嘛『どうしたの？おじいちゃん』

(祖父)｢いや 来週の土曜日は部活かな？」

来週？？



九喇嘛『うん 部活』

(祖父)｢そっか それって休める？」

えっ？


うーん

九喇嘛『ちょっと待ってね』





九喇嘛『虹村さん』

虹村｢ん？どうした？」

九喇嘛『来週の土曜日って休んでもいいですかね？』

虹村｢んー いいんじゃねぇの？」

赤司｢なぜ休む？」


あっ確かに

九喇嘛『ちょい待ち』








九喇嘛『おじいちゃん なんで休まなきゃダメなの？』

(祖父)｢ん？ あぁー 昂輝 お見合いして」









九喇嘛『はっ？』

お見合い？


えっ？

なんで？

はっ？

ってかなんで俺？






話を聞くと

どうやら提携したい会社の社長さんにお願いしてみたところ

その社長さんの娘さんとお見合いするならいいと言われたそうだ…







(祖父)｢ってことでお願い」



ホントは嫌だけど

祖父には世話になっていたから

俺は

九喇嘛『分かったよ』

OKをした







それから詳しい話はまた電話すると言われ

切られた…









九喇嘛『ハァー』




最悪…

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