嫁探し ページ9
◆A
藤の花の家紋…
こんなところにもあるんだ。
宇「いいか聞け。遊郭に来たのはまず俺の嫁を探すこと。俺も鬼の気配を探る」
『嫁探し、ですか』
善「とんでもねぇ話だぁああ!」
宇「あ?」
善「ふざけないで頂きたい!自分の個人的な嫁探しに部下を使うとは!」
宇「はぁ!何勘違いしてやがる!」
善「いいや!言わせて貰おう!あんたみたいに奇妙奇天烈なやつはモテないでしょうとも!だがしかし!鬼殺隊員である俺らを、あんた嫁が欲しいからってぇえ!」
宇「バカかてめぇ!俺の嫁が遊郭に潜入してたが定期連絡が途絶えたから俺も行くんだっての!」
『あぁ、そういう事でしたか!』
宇「お前もこいつと同じ頭してんのか!バカか!」
炭「純粋な子なんですっ」
善「妄想でしょう……嫁がいるって」
宇「クソガキがっ!」
パーンといくつもの封筒の束を善逸に投げつける宇髄さん。
宇「これが届いた手紙だ」
『随分多いですね。随分前から潜入されてるんですか?』
宇「3人いるからな。嫁」
善「! 3人…嫁……てめぇ!なんで3人も嫁いんだよ!!ふざけんなよ!!!」
叫びまくる善逸のお腹に宇髄さんの拳が入った。
宇「なんか文句あるか」
『「…」』
炭「あの、手紙で来る時は極力目立たぬようにと念押されてるんですが」
宇「だからそう言ったろ!」
炭「具体的にどうするんですか?」
宇「そりゃまぁ変装よ。不本意だが、地味にな」
宇髄さんは奥さんたちが潜入する前に一度客として潜り込んだようだが何も掴めなかった。
それで、奥さんを客よりももっと内側に潜入させた。
宇「既に怪しい店は3つに絞ってあるから、お前らはそこで俺の嫁を探して情報を得る」
伊「嫁もう死んでんじゃね」
炭「ぬぁあ!」
今度は伊之助のお腹に拳が入る。
『…』
「ご入用のものをお持ちしました」
宿の人が持ってきた籠の中には女の子物の着物と化粧道具。
『着物と化粧ですか』
宇「お前は元がいいからそのままでいい。問題はそっちの3人だ」
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紫華 - 終わり方がいいですね‼︎続き楽しみに待ってます! (8月24日 9時) (レス) @page28 id: 7aa6fe7fca (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (5月19日 17時) (レス) @page26 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月10日 3時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想たのしい | 作成日時:2023年1月3日 18時