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雨の降り止まない森の中。
紫のローブは血に染まり、辺りは血の海と化していた。
瑞生「琉弥!!返事をしてくれ!!」
瑞生は血まみれの自分の右足の傷を押さえながら琉弥の方を確認する。
しかし琉弥は答えない。
プライド「無駄だ…。"前作"のように友情などという下らん情に
プライドの高笑いが森に響く。
「許さへん…」
あまりの熱気で降ってくる雨が全て蒸発して、白い蒸気が立ち上る。
プライド(なんだこの暑さは…?)
まるで炎の中に飛び込んだかのような
舜太が怒りの
舜太「お前は…絶対…俺が倒す!!」
まるで生きた龍のように炎が舜太の体を取り巻いていく。
瑞生「何だこれ…?!何て熱気だ…!」
これが…舜太…?!
これじゃあ、側にいるだけで燃えてしまう…!
瑞生のローブの端が黒くなり、白い煙が上がって、焦げ臭いにおいが広がる。
皮膚もすでに火傷してしまいそうなほどジリジリと痛む。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年11月18日 16時