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"軍の準備は万全に。武器の調整が済み次第、明日にも軍は牛乳王国へ攻め込む予定"
仁人「あ、明日だと…？！」
柔太朗「思ってたよりも早いな…」
太智「やべえじゃん！どうするんだよ仁人！！」
仁人「…今日中に王宮に辿り着くことができなければ、ここまで来た意味がなくなってしまう…」
今すぐにでも王宮に辿り着かなければ、実態は一刻を争う。
何か手立てはないものか…。
その時だ。
町の方で、とある団体が行進しているのが見える。
黒い制服に身を包み、肩にはライフル銃を
柔太朗「あれは…！！この国の王宮の※
仁人「何だと…？！」
近衛兵達は
やがてその団体は列を崩して町にばらけていく。
太智「何だろ…？なんか探してるみたいだけど」
近衛兵達は、町をくまなく見回し、それはまるで何かを探しているように見える。
仁人「…こうなれば…少々手荒な真似も
仁人もその様子をくまなく観察している。
そして、ゆっくりと町の方へ近づいていく。
太智「お、おい仁人…！」
仁人は口元に人差し指を持っていくと、静かにっとジェスチャーをとり、ついて来いという様に手招きをした。
太智と柔太朗は物陰に隠れながら、その後ろをついて行く。
やがて仁人は人目を避けながら町の建物の裏側に回り込み、大通りの方を覗き込む。
仁人の視線の先には、ばらけたうちの三人の近衛兵が裏路地に入って行くのが見えた。
仁人「追うぞ…」
そして、仁人達もその裏通りまでコソコソ隠れながら向かうのだった。
―
※近衛兵…君主(王)を護衛するための軍人、軍団のこと
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年10月28日 19時
