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琉弥「柔君！！体は大丈夫なの？！」
旅館の瓦礫から這い出した柔太朗は、白い冷気を纏いながら琉弥と舜太に微笑みかけた。
柔太朗「あぁ。今なら一人で魔王にも勝てそうなぐらい調子がいい」
琉弥「良かった…」
柔太朗「それより、すぐわかる解説を頼むぞ。まだこの状況あまりよくわかってないからな」
氷の剣で魔物たちを
舜太と琉弥は柔太朗にこの状況の説明を行う。
舜太「―ってことなんさ…」
柔太朗「なるほど。通りであの森には邪悪な魔力が充満していると思った。じゃあ手っ取り早くこいつらを倒せばいいんだな」
鎌鼬「調子に乗るなよ勇者！お前達への恨みつらみを今晴らしてやる！！」
鎌鼬は鎌を振り上げる。
が、その体は瞬時に凍り付き、氷の矢で打ち抜かれて粉々に砕け散った。
舜太「勇斗君もめちゃくちゃな能力やけど、柔君も大概やんな…」
琉弥「うん…。勝負が早い…」
残りの魔物たちも、柔太朗が文字通り瞬殺していった。
そして、残された最後の一匹。
柔太朗「さあ、化け蜘蛛が逃げていった場所がどこか教えてもらおうか？」
魔物「お、教えるものか…！それに今更そこへ行ったとしても、あいつらは助からない。"あの方"に殺されるんだからな！」
柔太朗は魔物の体を下半身から徐々に凍らせていく。
柔太朗「
魔物「ひいい！ぜ、絶対にしゃべらん…！」
柔太朗「いいのか？ほぉおら、もう肩まで凍ったぞ？ん？ほれほれ」
舜太「なんか柔君、楽しんでる…？」
琉弥「ま、まさかそういう趣味でもあるんじゃっ…？！」
柔太朗「んなわけないだろっ！ほら、お前が早くしゃべらないからあらぬ疑いをかけられただろ！」
魔物「えぇー…逆切れ？」
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年9月23日 19時
