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『柔太朗、今日は隣国との大事な対談だ。そろそろ準備はできたか?』
柔太朗『はい、父上。母上の方は?』
『もう少し時間がかかるだろう。気合を入れてメイクをしてもらっていたからな』
柔太朗『あはは、母上はいつも大変ですね』
『国王様!!大変です!!』
『何事だ!』
『魔王が…!魔王がこの国に攻めてきました!!』
『な、何だと…?!』
―
氷の国、城外。
柔太朗『はぁ…はぁ…、ち、父上…?』
『じゅ、柔太朗、逃げろ…!あいつは…強すぎる…!』
柔太朗『嫌だ…、俺も戦う!!』
『柔太朗…、あなたは…この国の未来を…守ってください…』
柔太朗『母上!そんな!嫌だ!!』
魔王『そろそろトドメだ。全員あの世に送ってやる』
『柔太朗、逃げろ!!!』
柔太朗『父上ー!!母上ー!!!』
柔太朗の父、氷の国の国王は、柔太朗の体を持ちあげると、ものすごい腕力で、城の中へ放り投げた。
空中を舞う柔太朗の目に、息絶えて倒れこむ父親と母親、そして兵士の仲間たちが映る。
そのまま柔太朗の体は、城の窓ガラスをぶち破り、そして―。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年8月22日 18時