M!LKest2 -勇者M!LKと七つの大罪- Part2 (ページ7)

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七人の勇者の一人、柔太朗は、氷の国という王国の王子。
かなり大きな国だったが、魔王襲撃に遭い、国王である父親と、王妃の母、そして兵士の全員を殺害されていた。
その影響で氷の国の情勢は激変。
国の機能は完全に麻痺してしまったが、国民と共に、氷の国再建を行っている途中だった。

勇斗「そっか。なんか力になれることがあれば言ってくれよ！」

勇斗は笑顔でそう言った。

柔太朗「あぁ…そう、だな…」

しかし、柔太朗の表情は晴れない。

仁人「…」

氷の国を襲撃した魔王。
それは、本物の魔王に操られていた勇斗だった。
勇斗は操られていたその時のことを、何も覚えていない。
そして、勇斗自身はそのことを知らない。
柔太朗を含めた全員は、そのことについて、勇斗には言わないでおこうと決めていた。

あれは、勇斗のせいなんかじゃない。
勇斗は、何も悪くない。
そんなことわかっているのに―

憎い…

　