M!LKest2 -勇者M!LKと七つの大罪- Part2 (ページ33)

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仁人「瑞生…！どうして…ここに…？！」

瑞生「ここにいれば、また君と逢えるような気がしてね」

瑞生は仁人に微笑みかける。

瑞生「ずっと、一人で寂しかったんだ…。暗い、暗い場所にずっと一人で…」

仁人「瑞生…」

その言葉に、仁人はゆっくりと誘われるように瑞生の方へ歩み寄る。

瑞生「仁人…君も一緒に来てくれるかい？」

仁人「あぁ…わかった…。寂しい思いをさせてすまない…。今、"そっち"に行くから…」

瑞生が差し出した手を、仁人は握り返した。

これからは、ずっと一緒にいてやるから―

瑞生が仁人の手を引っ張ったその時、仁人のローブの内から、オレンジの光があふれ、その光に瑞生は苦しみもがきだす。

仁人「？！この光は…？！」

仁人は自分のローブを探り、あるものを取り出した。
それは、瑞生の水晶玉。
その水晶玉が、眩いオレンジの光を放ち、瑞生の体を照らし出す。
すると、仁人の手を掴んでいた瑞生は、叫び声をあげて消えていなくなった。