M!LKest2 -勇者M!LKと七つの大罪- Part1 (ページ23)

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舜太はグラトニーの腹部めがけて蹴りを食らわせた。
その足には炎を纏っており、命中した箇所は黒く焦げている。

グラトニー「熱いどー。それにもうあの人間はおでの腹の中で溶けちゃったどー」

そう言うと、グラトニーは厨房の食糧を口に詰め込んでいく。

舜太「や、やめろ！！早くこの店から出ていけ！！ここはおっちゃんの店やで！！」

仁人「舜太…」

勇斗「舜太下がれ！あとは俺に任せろ！！」

勇斗は、グラトニーの周囲の酸素濃度を下げていく。

グラトニー「んー？何してるんだどー？」

しかし、グラトニーの手は止まらない。
次から次へと厨房の食糧を口へ運んでいく。

勇斗「な、なんで窒息しないんだ、お前…」

グラトニー「んー？おでの呼吸器はもうとっくに肉で塞がってるどー。息なんかしなくても平気だどー」

勇斗「ば、馬鹿な…！？じゃ、じゃあお前の体ごと酸化させてやる！」

しかし、それも効果があるようには見えない。

仁人「脂肪が厚すぎて…勇斗の攻撃が効いてないのか…？なら、これはどうだ？！チェスト！！」

仁人は右腕から眩い光を放ち、グラトニーにぶつける。

グラトニー「んー、さっきから何やってるどー！食事の邪魔だどー！！」

仁人の攻撃も、グラトニーの厚い脂肪に阻まれて効果がない。
グラトニーは食事を邪魔されたことで、遂に攻撃態勢をとりだした。

グラトニー「どーん！！」

グラトニーが腕を一振りすると、ものすごい爆風が起こり、三人は甘味処の店の壁ごと吹き飛ばされた。