康二くんは匂わせ好き (ページ24)

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彼くんページ24

同棲が始まって新しい生活となり、彼くんとの楽しい時間を毎日過ごせるように

「なぁ、A」

『何？』

「なんかごめんな」

『えっ』

「Aと同棲出来て嬉しいのに、仕事であんま一緒に居れんし、」

『それでもいいの』

『私の傍で笑ってくれるだけで十分だから』

『今は前にある仕事に集中して』

『売れていくのはこの時期なんだから』

『最初が肝心だよ』

「A、かっこええやん

俺からも言わせて」

康二はポケットから小さい箱を取り出し、右膝を床に付け、こちらを見上げる

「ジャニーズの俺と付き合って、沢山迷惑かけたし、インスタだって俺が言い出した事やし、全部Aが居らんかったら出来んかった俺とずっと居ってくれてありがとう

これからは、“彼くん“じゃなくて、“旦那さん“にしてくれへん？」

ﾊﾟｶｯと開いた小さな箱からキラキラした指輪が見え、康二がそれを差し出す

『当たり前やろっ(泣)』

「A、俺と結婚してください」

『...

喜んで』

指輪を指に通し、康二と抱きつく

「愛してんで」

『ずっとね』

これからは向井という素晴らしい苗字が着くようになりました