＃４７ ページ47
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Yuto side
深澤くんと、こんなにも長い間話したのは始めてだった
俺たち後輩から好かれてて、尊敬されてて
優しくて面白い先輩で
すごく"良い人"なのは知っていたけど
話してみると、その通りの人だった
そんな深澤くんが、俺に優しく笑いかけてこう言った
深澤｢ありがとね、那須｣
雄登｢え？｣
ポン、と頭の上に乗せられた深澤くんの大きな手
深澤｢アイツを支えてくれてありがとう
お前がアイツの弟で良かったよ｣
少しだけ照れくさそうだったけど、真っ直ぐな言葉だった
顔を上げた深澤くんの視線の先を見ると、マネージャーさんと話しながら歩いてくるAがいて
雄登｢姉さんのこと、好きなんですね｣
柔らかいその表情からは、Aへの好意を感じられた
直感だけど
深澤｢那須って鈍感だと思ってたけど
姉貴のことになると別なんだな(笑)｣
雄登｢じゃあやっぱり…｣
深澤｢もうね、ずっとなんだよね
Aほど長い片思いはしてないけどさ｣
いつから深澤くんはAのことが好きになったんだろう
それは分からないけど
雄登｢……俺、深澤くんがいいです｣
深澤｢え？｣
雄登｢Aの隣は、深澤くんであって欲しいって思いました…｣
7年半もの間、Aの好意を軽くあしらっていた翔太くんへの印象が俺の中では最悪で
結ばれる可能性が低い翔太くんにするくらいなら、この人がAのことを幸せにして欲しい、笑わせて欲しいと思った
深澤｢はは、那須にそう言ってもらえるのはすげぇ嬉しいよ
でもな、俺じゃアイツを心から笑わせてあげられないんだよ｣
グシャグシャ、と俺の頭を撫でた深澤くんの表情は見ることが出来なかった
『おまたせ！雄登』
雄登｢あ、お疲れ｣
『2人で何話してたの〜？』
深澤｢Aって変なとこバカだよなって話してたんだよ(笑)｣
『なにそれ！バカなのはふっかでしょ！』
こんなに楽しそうなのに
こんなに素でいられているのに
深澤くんじゃダメなのかな？
俺からしたら、深澤くんの隣が1番似合って見えるのに
深澤｢照来たみたいだけど、お前らもついでに乗ってく？｣
『え、2人で出かけるんじゃないの？』
深澤｢そー
飯行こうとしてた
予定ないなら2人もおいでよ｣
『私は良いけど…雄登もこの後何もないよね？』
雄登｢ないよ｣
深澤｢よーし、照待ってるから行くぞ〜｣
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凛(プロフ) - はじめまして。まさかのエレクトーンが紅一点ちゃんと共通点だなんて！！！と勝手に上がってコメント失礼いたしました。更新楽しみにしております。 (2020年6月8日 5時) (
レス) id: 0ac44f0feb (このIDを非表示/違反報告)
雪ん子。 - すっごく読みやすくて、ドキドキさせてもらってます！！これからも更新して下さったら嬉しいです！！！(≧▽≦) (2020年5月30日 23時) (レス) id: ccb0d32bc6 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 今日の読んでたら、阿部ちゃんいいなーってなりました！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月30日 19時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
rouge(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます(^^)最後誰とくっつくのかなぁと楽しんで見させて頂いています♪あえてあべちゃんとくっついて欲しいなぁと思ってます笑。これからもご自身のペースで頑張って下さいね！ (2020年5月30日 7時) (レス) id: 39e165841d (このIDを非表示/違反報告)
薫乃(プロフ) - 深澤さんに報われてほしいです(T-T)そして翔太くん後悔しなさい(T-T)ふっかさん、、、リアコ過ぎます(T-T) (2020年5月29日 16時) (レス) id: 58fa025e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 美優
| 作者ホームページ：http:twitter.com/iam_cham7
作成日時：2020年4月18日 16時
