雪の降る蒼空 (ページ18)

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１８* 特権ページ18

. Shota side

渡辺｢おはよー｣

楽屋に入ると既に何人か居て、

『しょうちゃ～ん……』

どっかからかAの呻き声が聞こえた

渡辺｢ん？どした？｣

ソファで寝ているAがこっち来て、って言うから

言われるがまま座ると、足の上に頭を乗せてきてキュッと俺の体に腕を回した

え、何これ可愛い…

渡辺｢体調悪い？｣

『ん、ちょっとこのまま…』

渡辺｢時間になるまで寝てな、起こしてやるから｣

頭を撫でてそう言うと、あっという間に眠りに落ちたA

まじ小動物、可愛い

深澤｢寝た？｣

渡辺｢寝た～｣

阿部｢あれ無いの？Aグッズ｣

目黒｢コレっすか？｣

阿部｢それそれ｣

Aグッズ、ブランケットとか薬とか色々入ってるバックなんだけど

渡辺｢ちょっとエアコン温度上げる？みんなまだ暑い？｣

岩本｢いや大丈夫、一応上げとくよ

目黒ブランケットかけてあげて｣

目黒｢はーい｣

毎月来るものだから今では俺らも対応には慣れていて

辛そうなAを見ていると、女の子って大変だなと思わされる

深澤｢A薬飲んでた？

誰か先来てる人で知ってる？｣

佐久間｢俺来た後にA来たけど荷物置いて直ぐにソファ行ったからここでは飲んでないと思う｣

深澤｢あーじゃあ飲んでないかも｣

向井｢じゃあ俺水買ってきますね｣

ラウール｢俺も行くー｣

目黒、康二、ラウールも最初はどうすれば良いのか分からなくて戸惑っていたけど、

最近は慣れたのか、｢なんで翔太くんに頼るの｣とまで言っている

正直それは俺も聞きたいけど、

聞いて他のとこ行かれるなら聞かない

これは俺だけの特権だから

譲らないよ？

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