ハロウィンの戦い〜みっくん編〜 ページ7
コスプレと言うものは…使用を誤ると身を滅ぼす…
毎年…思う
誰だよ、こんなイベント流行らせたヤツ
「ねぇ、ひろ？」
あぁ…今年もやって来た
「今日は何の日でしょう？」
「あ〜？…ん〜、ハロウィンか？」
「そう！だから、仮装しましょう！」
イベント大好きな恋人のこの言葉
毎年毎年よくもまぁ、こんなもん探してこれるなぁと思うけど
去年はメイド
一昨年はナース
その前はなんちゃらドールっつって、フランス人形みたくさせられた
俺、仕事だったら吹っ切れるけど、プライベートで女のカッコさせられるのめちゃくちゃ嫌で…
けど、男の俺を好きになって太輔にも我慢させてる事いっぱいあると思うから…
まぁ…結局俺も最後は太輔よりも楽しんじゃうんだけど
「今年はこれ！」
おっ？今年はシンプルじゃん
「へいへい。…これで宜しゅうございますか？」
慣れって怖いもんだな
猫耳くらいなら、恥ずかしさもねぇや
「…しっぽも」
しっぽかぁ…
めんどくせぇな…
んなもん、ベッドの上で付けた方が太輔も興奮すんだろ、イヒヒ
「ひろ、真面目にやって！」
いや、毎年こうやってちゃんと持ってきたコスチューム付けてんだから、ちゃんと向き合ってるでしょうが
太輔の趣向に合わせんの、結構大変だし、恥ずかしいのよ？
ソファからちらっと太輔を見ると、拗ねた顔して風呂へ向かおうとしてる
……しょうがねぇなぁ
俺何だかんだ言ったって、太輔にはご機嫌でいて欲しい
太輔の服の裾をくいっと引っ張る
これ、太輔好きなんだよ
「…ん？」
「……愛してるにゃー…///」
これでどうだって上目遣いして、太輔が前に言って欲しがってた言葉を…
あぁ…恥ずかしいっ///
「ベッド行こう、うん。」
オオカミになる太輔は想定済み
さて、ここから俺も太輔とのハロフィン楽しんじゃいますかね
あ、猫ちゃんのしっぽ、忘れないようにしなきゃね！
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作者名：MISA
| 作成日時：2018年10月18日 11時
