41話 ページ20
(姫白side)
体育館に向かっていると
白色に緑色のラインがあるジャージを
着た人がいた
そして何故か私のほうを見ると
？「ねぇ、君！」
と言いながら駆け寄ってきた
姫「はい？」
(あれ？この人何処かで…？)
？「洛山高校のマネージャーだよね！」
《君が新しい烏野のマネージャーだよね！》
(そうだ、思い出した。この人は)
姫「…………何のようですか？」
(西城の及川徹だ。)
？「間長くない？ま、いいや。実は…」
ドスッ
姫「えっ！？」
突然、及川さんの頭にバレーボールが
もの凄い音を立てて当たった
？「痛った〜〜」
そして私はボールが飛んできた
方向を見ると
？「おい、馬鹿川。なに他校生を困らして
んだ！」
怒った様子の岩泉一が立っていた
？「いや、道を聞こうとしてただけだから！
別に困らせてないよ！ね！」
と言い訳の最後に同意を求めてきたが
これを無視して
岩泉さんのそばに行ってお礼をした
姫「助けて頂いてありがとうございました。」
？「いや、悪ぃな。馬鹿川が。」
姫「いえいえ。」
？「あれ？」
姫「お礼と言っては何ですが、体育館まで
案内させて下さい。」
？「いいのか？でも、どうして体育館だと
思ったんだ？」
姫「えっと、バレー部が使う第２体育館に
行くつもりが迷ってしまったんではな
いかと思ったので。それに道を聞こう
としたって言ってたじゃないですか。」
岩「そうか。俺は岩泉一だ。で、
こっちのうるさいのがクズ川徹だ。」
及「クズ川じゃなくって及川だから！！
変な名前つけないで！！」
岩「ちなみに俺らは３年だ。」
姫「私は１年の姫白Aです。」
及「あ、そうそう。皆待たせたままだから
呼びに行かなきゃ！」
岩「そうだな。」
及「ほら、行こ？Aちゃん♪」
姫「えっ。あ、ちょっと！」
及川さんは私の手を引いて走り出した
岩泉さんを置いて
岩「おい！クソ川！！」
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作者名：消えた黒猫 | 作成日時：2019年10月27日 19時
