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37話 ページ16
(姫白side)
黄「姫っち！！」
まるで主人を見つけた犬のように
嬉しそうに駆け寄って来る黄瀬君
(耳と尻尾が見える。)
そんなことを考えていると
抱きついてきた
姫「抱きつかないでよ、黄瀬君。」
黄「えっ、今黄瀬君って…。」
黄瀬君と呼ばれた事に驚いたようだった
そんな彼に
姫「言ったけど？」
と応えると
悲しげな表情を浮かべていた
黄「もう…『涼ちゃん』って呼んでくれないん
すか？」
姫「…えぇ。」
『キセキの世代』の方を見て
『キセキの世代』に聞こえるように
はっきりと
姫「私は『キセキの世代』が大嫌いだから
ね。」
そう伝えると
彼等は罪悪感からか顔を歪めて
私を見ていた
黄「姫っち…。」
緑「A…。」
青「A…。」
紫「姫ちん…。」
赤「……。」
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作者名：消えた黒猫 | 作成日時：2019年10月27日 19時
