Ｎ_縁03 ページ18
nomura side
劇場近くの居酒屋。
楽屋では他の後輩もいて話しにくいし、サシで飲みながらと思い洲崎を誘った。
やのに、
『なんでお前も来とんねん』
「え？いいじやないですか〜、ぼく最近彼女にフラれてね、」
勝手についてきた皆川が喋りだす。
『知らん！』
飲ませて寝さしたろ。
皆川がウトウトし出した頃、
「で、どうでした？Aちゃん。お釣返してくるて出来たコですよね」
洲崎もやっぱりそう思たんか。
『今までにないわな』
「のむさん的にどうなんですか？」
『どう？て・・・。名前と歳しか知らんしなぁ
』
あえて濁した。
「他に・・・あ、仕事はね、確か前に裕美に貰った名刺が、
・・・あった。インナーウェアの会社言うてましたわ」
『いんなーうぇあ？』
「下着とかパジャマとか？裕美と同じ販売企画らしいですけど、たまに店にも出るって」
『ほぉ〜ぉん』
「で？」
濁した甲斐もなく、ニヤニヤしながらテーブルに乗り出して聞いてくる。
「気に入りました？」
『言い方やらしいわ。上から見てるやん』
誤魔化すように煙草を取り出して火をつけた。
洲崎は気にせず続ける。
「めっちゃ美人とかじゃないんですよね〜。でも何か・・・なんやろ？
接してみると、このコええコなんやろなぁ〜みたいな、
かわいいなぁ〜みたいな感じ？」
煙草を咥え聞いていたが、同感しかなく
灰を落とすタイミングで思わず、
『かいらしなぁ...』
と声に出た。
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MI(プロフ) - star1020様＿コメントいただけるなんて思っておらず、お礼が遅くなりすみません。ありがとうございました。 (2021年1月4日 21時) (
レス) id: 77b68ede4f (このIDを非表示/違反報告)
star1020(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもステキな物語でした。 (2020年11月22日 9時) (レス) id: 16a671a453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kimi | 作成日時：2020年8月16日 12時
