��こわさないで�� ページ3
コース料理を堪能した私達は、最後に運ばれてきたデザートにまた目を輝かせていた
「ママこれ凄い！しゅわしゅわしてるよ！」
「凄いねぇ、こんなデザート初めてだ」
「ほんと、こうやって見ると姉さんと優悟って似てるよな」
私と優悟がデザートを頬張っていると夏くんが私たちを見てそう言った
「顔はどう考えても向こう似だと思うけど」
「いや、顔と言うより性格？というか、やる事とか言う事が姉さんに似てる」
「あっ、それわかる！前にAが言ってたことを優悟が言ってたりするもんねー」
「そんな事あったのか」
確かに子供は親をよく見ているっていうもんなぁ、とデザートをつつきながら思い返す
すると何か不穏な音が遠くから聞こえた気がした
何かが、空を飛ぶ様な、鳥とは違うもっと大きな、
「·····なんだ、この音」
「む、どうしたA」
私のつぶやきにいち早く気が付いたのはパパだった
「いや、何か変な音がした気がして、ちょっと廊下の窓から外見てくるから優悟をお願い」
「分かった、何かあったらすぐに連絡しろ」
「了解」
少し不安そうにする優悟の頭を撫でて私は個室を後にする
先程からその音はこちらに近づいて来ている様な気がする
近くに景色が見渡せると評判のバルコニーがあったはずだ、そこからならある程度状況が分かるかもしれない
バルコニーにはちらほら客がいて景色を楽しんでいた
そんな彼らに脇目も振らず、私は外を観察する様に目を凝らして見る
「(どこだ？どこから音が聞こえる？距離は？)」
人より長けた聴力をフルで働かせて見える限りを見渡す
「(風を裂くように強い音だ、物凄いスピードで飛んでいる？いや待て、これはっ)、上か！？」
慌てて見上げると、上から物凄いスピードで"落ちて"来ている黒い物体が目視出来た
なんて事だ、あれは·····
「脳無っ？！」
パパに電話する為に慌てて携帯を取り出す
呼び出し中の音がスグに切れた瞬間、パパの声が耳に届く
「パパ大変だ、ホテル上空より脳無が接近中！」
『なに？！』
「目視出来るので一体、距離70を切った！かなりの速度で落下して来ている！至急ホテルに避難誘導を指示する！」
『分かった、その後すぐに冬美達と合流しろ！』
「了解」と伝えると私はすぐに近くに居たスタッフに指示をする
ああ、どうか��こわさないで��
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砂時計(プロフ) - コメント失礼します。この度は完結おめでとうございます！！！作成された当初から雰囲気が好みでずっと読んでおりました！！家族の愛がここまで素敵なものなんだと見せて下さりありがとうございますっ。短編集も楽しみにしております。お体にはお気をつけください！！ (2020年8月6日 20時) (
レス) id: 47df7c7bae (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - 完結おめでとうございます！この小説大好きだったので寂しいです…せっかくなので短編集のリクエストをさせてください。前に行った遊園地のお話を家族3人でリベンジして欲しいです！家族のほのぼのみたいな…どうか体調に気をつけて、頑張ってください！応援してます！ (2020年8月6日 19時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - すみた先生さん» お返事がかなり遅れてしまいましたが、無事完結することが出来ました！温かいお言葉が大変励みになりました！良ければまた覗きに来て下さい(^ ^)本当にありがとうございました！ (2020年8月6日 17時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - もちさん» お返事がかなり遅れましたが、無事完結することが出来ました。本当に温かいお言葉が励みになりました。本当にありがとうございます！ (2020年8月6日 17時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - 青春を返せさん» お返事がかなり遅れましたが、無事完結することが出来ました(T_T)温かいお言葉をかけて下さって本当にありがとうございました！！ (2020年8月6日 17時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年2月17日 21時
