��かっとう�� ページ16
ついにこの日が来てしまった
「いい？ゆうくん、絶対に帽子とフードは取ったらダメだよ？あと絶対にお名前は」
「ゆうくん！」
「はいよろしい！流石私の子、頭がいい！」
「もういいか？」
先程から寮の前でこのやり取りをかれこれ10分ほど行っているが、私の不安は拭われる事は無い
痺れを切らしたパパが遂に割り込んできた
「うっ、パパ！くれぐれも、くれぐれもっゆうくんのお顔だけはァ！」
「分かっている、見られたら勘のいいヤツの事だ、何かしら気が付くのは目に見えているからな」
「ホークスの前でおじーちゃんって呼んじゃだめだよ！炎司おじちゃんね！」
「あいわかった！」
「炎司、おじちゃん·····」
何やらパパがショックを受けているが、背に腹はかえられぬ
あの人の前でおじーちゃんなんて呼ばれてみろ
パパが質問攻めに合うのは目に見えている
「では行くぞ」
「あい！ママ、行ってきます！」
「ううっ、行ってらっしゃい、生きて帰ってきてねっ！」
「いや、優悟は一体どこの戦場に行くんですか」
「うわっ！心操ビックリした！」
泣く泣く去っていく優悟達に手を振っていると、後ろから心操のツッコミで思わずつんのめりそうになる
「遂に旅立ってしまいましたね」
「やだ！その言い方やめて！？巣立ったみたいな言い方！！」
「いつかは巣立ちますよ」
「やだやだ！巣立たないで！耐えられない！」
「はいはい、ほら時間なんで鍛錬付き合って下さいね」
「身が入る気がしない」
「この後外出許可貰ったんで、ご飯でも行きます？」
「ううっ、行くぅ」
今は心操の気遣いが身に染みる
その後の鍛錬はなんだかんだ言いつつしっかり相手をしてやり、近くのご飯屋さんに行く為に一度シャワーを浴びる為に解散する
すると携帯の画面にメッセージアプリの通知が来ているのに気が付いた
そのまま携帯を拾い画面を操作してアプリを開くと、そこには顔はちゃんと見えないが楽しそうな優悟と久しぶりに見た私服姿の彼とのツーショット写真がパパから送られてきていた
「·····ちゃんと私が伝えていたら、優悟は顔を隠さずに啓悟と遊べたのかな」
ふと1人になると考えてしまう
本当にこれでいいのだろうか、優悟にとっての幸せはこのままでいる事なのだろうか
"父親"という存在はあの子にとって
これが私の今の��かっとう��
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ショートケーキの赤いヤツ - ホークスの小説ってまだまだ少ないですよね！私も今投稿しているのですがなかなか増えなくて…（汗）こんなに素敵な作品を作っているとらおさんはとても凄い人だと思います！自分のペースで頑張ってください！応援しています！ (2021年6月27日 12時) (
レス) id: b184c00ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱうる(プロフ) - いつも楽しみに見てます！これからどうなるのか更新されるたびにドキドキで見てます！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1ae786e7c7 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - ユリさん» 面白いって言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年2月13日 16時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年2月5日 14時
