��ききたいこと�� ページ22
「あっ！ママたちのバスもどってきた！」
そう言ったゆうくんに、俺は返事を返す余裕がなかった
モニタールームで見たのは、俺がずっと探し求めていた"彼女"で、それをママと呼んだゆうくんは"彼女"の息子と事になる
衝撃的な事実過ぎて、俺の頭は未だに止まったままだし、オールマイトの静止を無視してゆうくんとモニタールームから出て彼女の帰りを待っているが、纏まった言葉が出てくる気がしない
エンデヴァーさんが彼女の居場所を知っていたのは分かっていた、だけどまさかたまたま出会ったゆうくんが彼女の息子で、彼女に子供がいるだなんて思っても見なかった俺は絶望の淵に立たされている
ゆうくんはもうすぐ3歳だと言っていた
なら俺と別れた時には既にゆうくんを授かっていた事になる
ゆうくんの顔をハッキリ見ていないから分からないが、もしかすると、彼女は·····
「(浮気、しとった·····？)」
いや、彼女に限ってそんな事はない、と思いたい
彼女がそんな器用な真似を出来るとは思えないし、もしされていたとしても、俺は気が付く自信がある
だったら·····？
そんなことを考えていると無意識に悠くんの手を握る手に力が入るのが分かる
「いっ、ホークス？」
「っ、ああごめん、痛かった？」
「だいじょーぶ、だけど、ホークスは？」
「えっ？」
「ホークス、どこかイタイの？」
ゆうくんが俺を心配そうに見上げるので、思わず「なんで？」と聞き返してしまった
「だって、イタそうな、おかおしてるから」
ちらりと見えたそれに、俺は思わず息を飲む
ギラりと光る、彼女と同じ紅い瞳に「ああ、この子は本当に彼女の子供なんだ」と確信を持ってしまう
「ママたちのバス、とまったよ！」
「·····うん、そうだね」
「ホークス、ママにあってみたいっていってたよね」
「そういえば、言ってたね」
「あえるよ、よかったね！」
純粋に"よかったね"と笑うゆうくんに、俺は大人気なくドス黒い感情を持ってしまう
この子は一体、誰の子なのだろうか
もし、彼女に"他の誰か"が居たら
そう考えただけで気が狂いそうだった
バスから彼女の相手だった生徒が先に降りて来るのが見える
彼は俺を見るなりテンポよく降りていた足を止め目を見開き、後ろにいるであろう彼女に何か言っていた
さて彼女は、俺の��ききたいこと��に応えてくれるだろうか
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ショートケーキの赤いヤツ - ホークスの小説ってまだまだ少ないですよね！私も今投稿しているのですがなかなか増えなくて…（汗）こんなに素敵な作品を作っているとらおさんはとても凄い人だと思います！自分のペースで頑張ってください！応援しています！ (2021年6月27日 12時) (
レス) id: b184c00ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱうる(プロフ) - いつも楽しみに見てます！これからどうなるのか更新されるたびにドキドキで見てます！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1ae786e7c7 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - ユリさん» 面白いって言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年2月13日 16時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年2月5日 14時
