雷鳴5 ページ7
「そんな早く帰らなくて良くな〜い？もうちょっとゆっくりしてけばいいのに」
「こっちも忙しいんだよ、我儘いうんじゃねぇ」
次の日の早朝、来た時と同じキャリーバックを転がして事務所の玄関まで歩いていくAに駄々をこねる俺の姿を見て早朝勤のサイドキック達は微笑ましそうに笑みを浮かべる
こらこらそんな顔で見るんじゃないよ、バレるでしょうが
「え〜、でもほんとに仕事だけでご飯にも連れてってあげれてないし！」
「別にいらん、私は仕事で来てる」
「ほんと釣れないなぁ！」
まあでも、そういう所がいいんだけど、と心の中で零しながらもうちょっと駄々をこねる
「ちぇー、滅多に来てくれないAが来たから美味しい明太子使う良いお店連れてってあげようとしてたのになー」
俺のその言葉にピクリと反応して足を止める
やっぱり好物には勝てんと
「·····次、連れてけ」
「えっ？」
「忙しいのは本当だ、だから、次要請があったら来てやる、から、その時は連れてけ」
いつもより少しばかりしどろもどろにになりながら、俺から目を逸らして口を尖らせて呟くその顔を見て柄にもなく素直によろこんでしまった
「ほんと！？ほんとに次もまた来てくるー！？ならもっとよか店連れてく！！うまかもんいっぱい食べしゃしぇちゃる！！」
「ちょっ、圧力！顔近い！離れろ！」
ゴッ！っといい音を鳴らして俺の足に蹴りを入れ、そそくさと玄関に向かうAを痛い足を擦りながら羽を使い追いかける
「待っとーけん！ちゃんと電話でてばい！」
「私が今までお前の電話にでなかったことがあるか？」
そういえば、ない·····更なるパワーパンチに俺の胸はギュッ！！と音を立てる
ああ、なんで玄関こんな近く作ったんだろ俺
「それじゃあな、あんま電話してくんなよ」
「それ、フリ·····？」
「んなわけあるか！」
ぷりぷりしながらいつの間にか呼んでいたタクシーに荷物を詰めるAを眺める
いや、なんていうか、ほんと·····
「ちゃんと連絡するから！いつでも来ていいよ！」
「気が向いたらな」
そう言ってAはタクシーに乗り込み、俺の事務所を後にした
あ〜〜〜〜、次は何を口実に呼び出そうかな
そんなふしだらな考えは脳内にしまって、仕事をする為に事務所の中に戻って行くとサイドキックから微笑ましそうに「良かったですね」と声をかけられた
うん、ほんとに、よかった
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ショートケーキの赤いヤツ - 占ツクでホークスの夢小説を読んでいくうちに推しになりました！とらおさんの作品は素晴らしいものばかりです！更新頑張って下さい！ (2021年7月1日 21時) (
レス) id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - 理央さん» うわー！ありがとうございます！！博多弁難しいです！！博多弁なんですね！？羨ましい！！！映画最高でしたね、ｳｯ、ホークスには是非幸せになってもらいたいです。幸せにしますね、、、ぐずっ、、、 (2020年1月27日 8時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
博多の塩 - サイドキックナイス (2020年1月17日 21時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
理央(プロフ) - 博多弁は少し違和感を感じるくらいなので気にしないでいいと思いますよ！ (2020年1月17日 0時) (レス) id: 36a911705d (このIDを非表示/違反報告)
理央(プロフ) - 映画見てすごくホークスが好きになってほんとにすごいタイプです！(この)関西の方からしたら博多弁は難しいと思うけど頑張ってください！ちなみに私はバリバリの博多弁ですw (2020年1月17日 0時) (レス) id: 36a911705d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2019年12月29日 21時
