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ジョングクが会っている相手は知らない。

ただの一般人なのかもしれないし、
ひょっとしたら同業者なのかもしれない。



他人のプライベートに踏み込む気はない。
だけど、放っておけなかった。



もう一度、あの綺麗な笑顔が見たくて、
恋しくなってしまったから。

過去にすがっても仕方ないのは分かってる。








『…わか、ってる』

「分かってない。勝手なこと言うなよ…!」

『…楽しい?』

「…え?」

『…わたしから、見て、

ジョングクが嬉しそうにしている姿を、
一度も見たことがないから』





好きな人ならば、嬉しそうにするのが普通だ。

だけど、彼はいつも背中が泣いている。



『誰も、分かってくれないんでしょ』

「…………」

『自分は何も変わってないのに、
勝手に離れていく人ばっかりで。

何をしても、カメラに怯えてる。







…ジョングクが本当にしたいのは、
そんなこと…?』

「…俺の、相手になってくれんの」

『……う、ん』





後には退けなかった。
このチャンスを逃したら、



彼がまた、
もしかしたら二度とわたしの好きなジョングクじゃなくなる気がしたから。








「……溺れるくらい、

俺を、愛してよ」






そっと呟かれたその言葉が、

彼なりの、助けを求めるものだったのだろう。





『…分かった』





この日から、

わたしたちの関係は大きく変わってしまった。

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mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月27日 13時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
つばき。(プロフ) - ちーとさん» 返信遅くなってすみません。そう言ってくださって嬉しいです! (2020年11月20日 6時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
ちーと(プロフ) - この作品大好きです!更新楽しみにしてます!主人公ちゃんとグク、本物の愛を知れたらいいですね! (2020年11月11日 16時) (レス) id: 8627e2f5d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年11月11日 7時

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