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「あ、あの」
『…………？』
「キムAさんですよね。
ずっとお待ちしておりました」
オフィスから出て、後はビールを買いにコンビニ
に寄ろうかと考えていたところ呼び止められる。
『えっと、何の用で……？』
「あの、少しお話というか…
取り敢えず、聞いていただけませんか」
普段来ないような、どこか人気のない喫茶店。
夜遅くだからか、ちらほらとしかお客さんがいない。
「申し遅れました、私、
Mnetのパクシオンと申します」
スーツをパリッといかにもサラリーマンのように着こなしている男性はそう名乗る。
ふぅん、Mnetね……
でも、そんな大企業が自分に何の用件で。
『……はぁ、キムAです』
「単刀直入に言わせていただきますね。
………PRODUCEX101に出場なさいませんか？」
………はっ？
「PRODUCEX101」
その名は知らないわけではなかった。
もっとも、事務所を退所してからはあまりそういったメディアは見ないようにしていた、という方が正しいだろうか。
サバイバルオーディションみたいな、やつだっけ。
『お断りします』
何を考えてるんだろう、そんな誘いをしてくるなんて。
「もう一度、ステージに立ちたくありませんか？」
あぁ、今日は厄日だ。
せっかく閉じ込めていた思い出の欠片が、
蘇ってくるから。
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つばき。(プロフ) - 亜沙さん» コメントありがとうございます！楽しんでくださって嬉しいです(*^^*)その事実も続編でわかると思いますので、続きの方もよろしくお願いいたします！ (2020年8月3日 6時) (
レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
亜沙(プロフ) - 女の子か。普通に隠しているのか、性同一性障害とかなのか。どちらにしよイケメン女子は同姓から見てもかっこいいんだろうな。続き楽しみに待ってます！ (2020年8月2日 21時) (レス) id: a1b2b8730f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年8月1日 13時
