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■ ページ3
「…………活動を、休止しようと思う」
正直に打ち明けた。
このままじゃ、幸せを届けるなんて永遠にできそうになかったから。
見慣れた練習室も、
ARMYたちも、
メンバーでさえも。
全部、全部、
Aと一緒に見た景色だから。
一人で見る景色はこんなにも光がなくて、白黒の世界にいるみたいだった。
「…………そうですね」
「…正直俺も、この状況には耐えられない」
「…………ヌナは、悲しくないのかな」
ぽつりとつぶやかれたテヒョンの言葉に、
知らないふりをして、蓋をした。
「…………ごめんな」
何に対して謝ってるんだろう。
メンバーに？
ずっと支えてくれたARMYに？
それとも、＿＿＿＿居場所を失くしたAに？
「…………気持ちの整理をさせてほしい。
必ず、戻ってくる。
俺たちは、これからも歩み続けるよ。
でも、今それはできない」
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年5月27日 12時
