交際 0 日婚 Ⅱ【YG】 (ページ10)

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どうしよう、どうしたらいい？

あまりに突然のことで、頭が働かないのがわかる。

タクシーを呼ぼうかと楽観的に見ている場合じゃなかった。

そもそも、痛すぎて立てる予感もしない。
おまけに携帯はリビングにあるのに、

今私はトイレの目の前。どう頑張っても助けを求めれない状況である。

『………………うっ、………』

だんだん焦る私につられてかのように、痛みも止まらなくて。

どうしよう、とひたすらそう思っていた時。

ガチャリ、と家の玄関が開く音がした。

誰だろう。

「………音源どこだっけ………あ、あった」

……………ユンギ？

忘れ物でもしたのか、家に戻ってきたユンギ。

お願い、気づいて。

お願いだから…………！

「…………………A？」

『………………あ、ユンギっ…………』

「どうした、大丈夫か!?」

すぐさま駆けつけてくれるユンギに、思わず願いが届いたのか、なんて。

ゆんちゃんがいるだけで、こんなにも気持ちが楽になる。

少し、ホッとしてる自分がいた。