10話 ページ10
Aside
「…隠し事なんかないよ?」
彼はニコッと笑いながら私に言った
まふは本当に作り笑いが上手い
でも
嘘つく時の顔はいつも同じ
『この人と電話したりカラオケ行ったんだって?』
そらるさんに聞いたよと言った
「ボクだって電話くらいするよ
カラオケだって仕事上行かなきゃいけない時
あるし
え、もしかして疑ってる…?」
そう言われた瞬間私の中でプツンと何かが切れた
『何もないわけないよね
だって必要以上に電話して
カラオケ行くなんて変だよ
同じ空間に2人きりでいて何もないなんて
信じられないよ、』
「なにそれ…」
初めてこんなにすれ違った
お互いの気持ちがこんなに噛み合わないなんてさ
一方的に私が怒ってしまい、
彼はずっと黙るだけ
終いには抑えきれなくなって
『もう知らない』
と言って何も持たず
深夜に部屋を飛び出した
.
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優華 - 面白いです!もっと評価されるべき!! (2019年10月25日 17時) (レス) id: ee8e84d10b (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - Azさん» 読んでいただきありがとうございます!更新頑張ります(*´-`) (2018年10月9日 15時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Az - すごい面白いです!まふまふが縋り付いてくる感じが特に好きです!!!続きが楽しみです更新まってまーす! (2018年10月8日 21時) (レス) id: 77b8622472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maa | 作成日時:2018年10月3日 22時