癒えない、言わない【鬼滅の刃】

幻像が２４体 ページ5

蜜璃side








鎹鴉で連絡がきたわ


Aちゃんが今、危ない状態にあるって…





任務にあたっていなかったのは私だけ


私だけでも、行って、みんなを安心させたい









「それで、しのぶちゃん、どんな具合なの？」




「……Aさんは…命に異常はありません」




「本当！？」







良かった、と胸を撫で下ろした



本当によかったわ






．






だけど……忘れていたの



どんなものにも代価はあるって







「ですが…〜〜〜〜しなくてはいけません…。Aさんが治そうとしない限りは…」







でも、Aちゃんが亡くなるのに、代価なんてあるのか、亡くなるに等しい代価なんて……









でも、そうね

かなりの代価だった







「私は、どうしたらいいの…Aちゃんを信じるか……別のものを信じるか」








親友を想って、一気に体温が上がるのが分かった





親友として、仲間として、柱として、







選ぶ理由がまちまちだったから………

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