治らない、直さない【鬼滅の刃】

幻像が１２体 ページ22

「ねぇ、いつまでお芝居をするの？」







いきなり時透君に言われたこと




お芝居？

私、お芝居なんてしてたっけ？





＿＿に、聞いても、していない、と言う








『お芝居？急にどうしたの？ね、＿＿』








でも、時透君は、一層顔を曇らせるばかり



いつも無表情な彼なのに、珍しい…

というか、最近こんなことばっかりだ









「…葬式、行われたんだよ」






また誰ともなく言う


葬式って…前にお館様が言っていた人のものだよね？




…でも私は行ってなかった








『葬式…いつ行われたの？』



「は……？」







純粋に問いかけても、逆効果になるみたい






「…ひと月前だよ」


『そっか……』






渋々答えてくれた



ひと月前…か、まだ入院してないはずだったのに、







『私は何をしていたんだろう？』






同期の葬式にも行かないなんて………あれ、








．








．








私、どうして、『同期』だって思ったの？

幻像が１３体→←蝶屋敷においての資料

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す