七の幕 ページ9
貴「確かここら辺だったはず…」
何もない所をウロウロしている私は、さっきのように子どもに声をかけなくても、充分不審者だ
………とは思わないことにする
貴「もう少し先かな?」
そう言って、向きを変えた瞬間、あの人の声が聞こえた
.
産「おかえり、A」
貴「え?」
お館様の声がそう言ったのが聞き取れた時、私はあの広い屋敷の庭にいた
一瞬の出来事に、ただただ驚くしかない
貴「え?え?お、お館様?」
産「ふふ、驚いたかい?凄いだろう?」
少しだけ、自慢げに言うお館様の姿は、年相応の少年に見えた
……漫画だったら見られなかっただろうな
私も少しだけ嬉しかった
産「?何か良いことでもあったのかい?」
そして、手を伸ばして、お館様は私の頰に添えた
…温かかった
貴「少し、良い出会いがあったんです!」
そんな癒しの雰囲気を壊したのは、他ならぬ私自身だった
言い方がまずかった
よりによって、出会いって!
案の定、お館様の顔は少し固まっていて、
産「自室でゆっくりと話そうか……?」
と、怖いお誘いをいただいた
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葵 - お館様の色気が凄すぎて死ぬ (2021年1月31日 5時) (レス) id: 6be08cbe1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - お館様の色気が、、、 (2019年12月22日 18時) (レス) id: b01448435b (このIDを非表示/違反報告)
0-0=3 - お、お色気が… (2019年11月30日 11時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
0-0=3 - ダークネススマイリングッッ (2019年11月30日 11時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - 暗黒微笑…! (2019年9月25日 6時) (レス) id: 0f7c6b58eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.l.1 | 作成日時:2019年9月14日 15時