あのお館様と仮結婚しました【鬼滅の刃】

二十七の幕 ページ30

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貴「えっと……じゃあ、そろそろ帰るね」(また叱られる側になりそうだし)





有「うん………あっ」





無「？にいさん？」





手を振っていた、有一郎君が突然止まった



なんだ、なんだ







すると有一郎君は、おもむろに町の方を指差して、






有「なんか、今、あの町で変な『しゅうきょう』ってやつが、はやってるらしいんだ」





母さんが言ってた、と有一郎君は言う




『しゅうきょう』って、あの宗教？

キリスト教とか、仏教とか………





無「しゅう…きょう？」





無一郎君には、まだ早いよ







有一郎君は続ける






有「なんだっけな名前……まあ忘れたけど、ねえさん気をつけろよ？」




貴「私ってそんなに、引っかかりやすそうにみえる？」






大人って言ってくれたのに(言ったのは無一郎君です)






有「なかみは子どもだろ？」




貴「……ちょっとこっちに来なさい」








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その後、なんやかんやありまして、少しばかり遅くなりました………






よしっ、言い訳はこれで良いかな？


通じたら奇跡だけど









……宗教って、この時代にもあるんだなぁ………どんなものか少し興味はある

入らないけど








でもそんなことより、この後、お館様にどんな顔で会ったら良いんだろ？


こんな時、相談できる宗教だったらな……








そんな時だ、あんな柔らかな物腰の声がしたのは








？「おや？何か悩んでるようだね？」

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