あのお館様と仮結婚しました【鬼滅の刃】

十六の幕 ページ18

産「行冥、私は君が人の為に戦ったのだと知っているよ。君は人殺しではない」




行「……はい……！」







初めて私は、現実にお館様が鬼殺隊の人と話しているところを見た



それは漫画にもあった場面だけど、ここで見るのとでは、全然違う





私が乱入して、空気を壊さないようにしないと……








産「A、コソコソしていないで出ておいで？」




貴「へ？」





お館様はあの人から目をそらさずに、私に声をかけていた



ええっ……すごっ





それに名指しされて言われたら、流石に引けない






行「は？…お館様？A、とは…？」






あと、またしてもここに、状況が分かっていない人が一人


なんか……すみません





貴「いつから気づいていたのですか？」




産「ふふ……秘密だよ」




貴「最初から、ですね？」





また意味深に微笑むお館様

凄すぎるっ！





行「あの……このお方は？」





え、後の岩柱に、お方って言われた……恐れ多い！





少しばかり困惑する岩柱こと……悲鳴嶼さん

まだ二十歳になってない頃だよね？今は






だって、まだひょろってしてる






産「ああ、行冥、紹介するね。今となりにいるのは、私の妻だよ」




行「そうでしたか……！」







なぜに感激している悲鳴嶼さん



まって、まだ『仮』だよ？

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