天才子供マネージャーは皆さんの天使様です。2章 (ページ9)

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好きな色　過去ページ9

和泉母「えっと、お茶碗とコップと味噌汁のお椀とお箸…ぐらいかな?」

貴方「それは、誰かへのプレゼントですか?」

私が首をかしげてママに聞いた。

すると、三月兄が私をおんぶして答えてくれた。

三月「お前へのプレゼントだよ、可愛い妹へのな、家族になるのに必要だろ」

一織「貴方が来るからこそ、ここに来たんですよ」

すると、気になるコップを見つけて指差した。

貴方「三月兄、あのコップ取りたい」

三月「あれか?よっと、これで届くか?」

肩車をしてくれてもうちょっとで届くところなのに身長が足りずに届かない。

そして、少しだけ身を乗り出すとバランスを崩して落ちそうになってしまった。

そして、落ちた瞬間頭を強く打ちつけた。

そして、目の前が真っ白になった。

三月「大丈夫か?気ぃ失っただけだな、ひやひやさせてくれるよ」

一織「本当ですよ、この子が欲しがっていたのって、この水色のウサギのコップでしょうか?」

そう言って彼はそのコップを取った。

確かに水色の可愛いウサギのデザインが女の子の目を引く感じだ。

そう言えば車の中で聞いた話だと水色とか青系統やオレンジ色が好きと言っていた。

だから、これを欲しがっていたのかもしれない。

三月「取り敢えずおぶって車に連れていくから、後は一織と母さんで選んでおいて、目が覚めるまで車の中で休ませるから」

そして、彼は車の方に歩いていった。