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「え！目黒さん、ちょーかっこいいですね！女なんて数人居そうなのに、どうして風俗に？」
「あー…」
「背も高ーいっ、足も長ーいっ！ あ、分かった！モデルの卵とか？ だから遊べなくてぇって感じでしょ？」
「い、いやえっと、」
「大丈夫ぅ！ 訳ありでも！ 秘密厳守するから。ね、どこの事務所？」
「………」
駄目だ。この人会話が成立する前に自分で好き勝手決めて話してる。
んで何に納得してるのか頷いて何かの準備を始めてて、それに気づいて慌てて肩に手を置けば「もう急かさないの！」だって。ちげえし！
やる気満々で俺を見上げる彼女には申し訳ないけど、「あー実は…」とAが俺に勝手につけた設定を利用させてもらうことにした。
「ＥＤ……。へえ、そうなんだ。つまりそれ使い物にならないんだね」
それと言って目線を俺の下半身に向ける。
いや使い物にめちゃくちゃなっからな！って言ってやりてえけど、そうすると此処で彼女に相手してもらわない理由を他に考えなきゃならないから、それは面倒。
俺は仕事しに来てんだから。
「まあ。だからちょっと興味本位で来ただけだから、適当にやってて」
「ふうん。適当と言われてもなぁ」
今日は普段より少し廊下が騒がしいように感じる。
人の出入りが激しいのか。
怪しまれないようにドア近くに移動し、部屋を観察する風を装いながらドアの外に神経を集中させた。
「はあ、ほんとイケメン。もったいなーい！抱かれたいんだけど」
「…………」
「ねえねえ、ちょっと試してみようよ！せっかくお金払ってるのに勿体ないでしょ？」
「…………」
集中できねえな。
Aと違いずっと口が開いてる彼女は、俺の周りをちょろちょろする上にやたらベタベタと触ってくる。
ため息をつく俺に、何を勘違いして「我慢しなくていいのにぃ」とか。
なにも我慢してねえわ。
思えばAは本当に俺の好きにさせてくれていたんだな。
仕事のやりやすい空気たいうか、俺に合わせてくれていたんだってことに気が付いて、やっぱり此処に潜入するからAがいいなと改めて思う。
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ゆきんこ(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます！スッキリして頂けて良かったです！次も作品でも楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2021年6月26日 16時) (
レス) id: f67eac9242 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ネタバレ？ありがとうございました！そういうことなのか、、、スッキリ！話の内容もとてもおもしろかったです！次も楽しみにしてます！ (2021年6月25日 23時) (レス) id: 760b825a9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ちゃむ丸さん» ありがとうございます(^^) (2021年6月25日 22時) (レス) id: f67eac9242 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ丸(プロフ) - ゆきんこさん» 楽しみにしています！ (2021年6月25日 18時) (レス) id: b0c8e366a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - mijeong0102さん» 初コメント有難うございます！なんとなく気付くことありましたか？それっぽいから確実な表現はしてないんですが、気づくとちょっと変かも？ってなればいいな程度なんです(笑)答えは後ほど後書きに＋しておきます！これからも頑張ります！ (2021年6月25日 7時) (レス) id: f67eac9242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年6月7日 20時
