疲れてた日2 ページ16
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『頭を強く打ち、未だに意識が戻っていませんが
傷は無く脳も正常なので命に別状はございませんでした
ただ、腰に少し痛みが残る可能性があるので
数週間は安静して欲しいとの事です。』
Aのマネージャーから連絡があった。
まずは、命に別状は無い事に安堵したものの
未だに意識が戻っていない事実に不安を覚えるメンバー
しかも数週間の安静となるとその間のライブの参加は不可能
たぶん一番悔しいのはA。
でも今回ばかりは休ませなアカンな。
─落ちた原因としては疲労から来る目眩で
ステージ上から足を踏み外したんだと思います─
―――――――――――
「って事やから数週間は絶対に休んでや」
次の日
Aが目を覚ましたと聞いて駆けつけた俺ら
1日ぶりのAに�陲舛磴鵑�そう言うと
あからさまにしょんぼりする。
みんなで話合って
Aが言い返せないようにする為に
わざと相方である�陲舛磴鵑妨世辰討發蕕辰�
申し訳ないけど、そこまでしてでも休んでもらう。
今回は完全に俺らのせいや。
最近ドラマや映画の撮影で休みの無いAを心配してたのに
倒れるまで手助け出来んかったから
今のAをステージに立たせる訳にはいかない。
「大丈夫や」
今度はしっかりAを抱き締めてそう呟いた
俺らはもっと強くなれる
そんな気持ちを込めて。
30前後のおっさん7人が1人の女の子に抱きついてる
なんていうキツい絵面は今だけは気にせんといてや
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作者名：Kyaki | 作成日時：2022年8月18日 14時
