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金曜日の夜。仕事帰りのこと。
私は愛車に乗って、家に帰ろうとしていた。


《〜♪》

あまり電話をしないから、着メロが懐かしく感じた。
電話をかけた人物は、分からなかった。カーナビのボタンを押し、ハンズフリーでとりあえず電話に出る。



『もしもし、調乃(しらべの)です。』


「調乃、調乃(名前)であってますか？」


焦っている女性の声が聞こえた。


『あ、はい、そうです。どちら様でしょう。』


「私、dm………、gdg…………！」

何か叫んでいるようだが、私には聞こえなかった。

『え？ちょっと電波が………。』


「に…………て！」


その後の言葉は、ハッキリと聞き取れた。


「逃げて！お願い！」

ブツリ、と電話は切られた。


『何？』

彼女は逃げて、といった。

私は、イタズラ電話かと警告を無視した。


人通りの少ない交差点の信号が青に変わる。
いつも通りに、その道を渡った。


しかし、


ドオン、と猛スピードで突っ込んできた車が私の車に激しくぶつかった。


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琥珀です。
今回はMCUに手を出しました。
相当にわかです。
トリップ系で、落ちは決まってません。

更新頻度気にしない方におすすめします。

では、お楽しみください。執筆状態：更新停止中