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転生購買3 ページ5

「チョコクロワッサン!」
「牛乳!」
「サンドイッチ!」
「ココアミルク!」




「はいはい、押さないでね…」




そう言いながら物凄いウキウキした顔で勘定していくサムさん

すげえよ、この人
メンタルヤバくね、私ちょっと人酔いしてるのに…

これが経験の差か、とも思う
よくよく考えてみれば一日目の私が今、この状態で着いていける訳がなかったのだ
それを踏まえてサムさんは「見とけ」何てお優しい言葉を……




「はい、ちょっとやってみて?」




かけてはなかったみたいね、はい

どうやら『ちょっと様子見』みたいな感じだったらしい
鬼…かと思ったが、そうでもなかった



「あ、人が…」

「これなら大丈夫でしょ」



ピークを通りすぎて、人が疎らになってきたタイミングを見計らって変わってくれたようだった

ありがたい


そう思いながら、一人一人丁寧を心がけるつもりだった
『だった』、ね



「すみませんー、チョコクロワッサン下さいー」


「はーい」



来たのは、イケメンと呼ばれる部類に入るであろうやんちゃ系美少年君

こんなイケメンは初めて見たのでテンパってしまい、




「……こちら、お食べになりますか?」



と言った私はきっと、きっと間違っていない

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:マルオ崇拝者 | 作成日時:2020年6月20日 7時

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