鬼の秘書〜番外編 ３〜【文スト】

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中「ったく、手前のせいでまた外套が汚れちまったじゃねーか」








立「す、すみませんって中也さん；クリーニング代払いますから；」








その時中也の携帯が鳴り響いた。それは鴎外からの電話で一瞬で顔を引き締めた。









中「はい、中原です」








森《中也君、今すぐ本部の医務室に来てくれるかな？至急だよ。A君も待ってるからね》








そう云うと鴎外は一方的に電話を切った。心なしか慌てているような嬉しそうな声だった。









中「医務室？Aになんかあったのか？んじゃ立原、俺の外套ちゃんと洗っとけよ」









中也は外套を立原に投げ渡し急いで本部に帰っていった。








立「うわ、この外套返り血べっとりじゃねーかよ。







しかもめちゃめちゃ高級素材だし。クリーニング代もバカにならねぇなぁ……；」









立原は自分の財布と中也の外套を手にしながらトボトボと歩いていった。

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