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翌日___________
敦「社長と姉さんが襲われたって本当ですか!?」
敦が慌てた様子で叫んだ。
国「あぁ、二人とも一命は取り留めたが、社長に至っては謎の症状で意識不明、与謝野女医でも治せんらしい。
Aは腹部に穴を開けられただけだから、与謝野女医の異能で何とか無事だ。今は医務室の寝台で寝ている」
太「聞き込みをしてきたよ。
ここ最近、似た暗殺事件が頻発しているね。路地裏で異能者が夜襲を受ける。
既に何人か死者も出ているらしい」
国「犯人の特徴は?」
太「正体不明の異能を使う事と、仮面を被っている事だけ」
国「仮面の暗殺者、か……」
太「尤も、私達が走り回る前に犯人は死ぬかもしれないけどね」
敦「え?」
太「敦君、街で”異能者殺し”が大活躍して、一番困る組織は何処だと思う?」
敦「……異能特務課ですか?」
太「逆だ。ポートマフィアだよ。
”夜の管理者”たるマフィアの与り知らぬ暗殺は、異能者所帯であるポートマフィアにしてみれば鼻先でナイフを振り回されるような屈辱行為だ。
これで若し、マフィア側に犠牲者でも出れば……」
国「マフィアの威光も地に落ちる、という訳か。
だが被害も出る前から動くか?」
太「”常に先手が勝つ”。森さんの口癖だ、必ず動くよ。
それにマフィアの網は深く広い。暗殺者が隠れ家にしそうな場所にも通じている。
今頃は隠れ家くらい突き止めているころかもね」
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時